■高次元 1998年3月号 発行
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- 高次元 1998年3月号(鹿角UFO研究会発行 '98.3.20 B5判 4頁)
- 日本UFO研究会会長・平田留三氏逝去
日本UFO研究会を主宰されてきました神戸市の平田留三氏が2月26日に病気により逝去されました。
- 新刊本紹介「ペンタゴンの陰謀」
実在した人物の名を借りた創作では、との疑問を抱かせる。- 機関誌紹介
「スカイ・ピープル 創刊準備号」天空人協会・発行 1998.2.15
「UFO教室 第27号」UFO教育グループ・発行 1998.3.20- 問合せ先:〒0187-5201 秋田県鹿角市花輪字六月田54-1 鹿角UFO研究会
★この度、亡くなられた平田留三氏は近代宇宙旅行協会(後の日本UFO科学協会)の創立時からのメンバーであったが、会長・高梨純一氏との意見の相違から1966年に独自に日本UFO研究会を設立した。会誌「JUFORA」を発行、後にUFOジャーナルと改題。内外の多数のUFO事例を紹介した。また阪神録音社を経営し、遊具「ふわふわUFO」やレコード「OH!UFO」の制作者としても知られ、UFOイベント器材の製作も行っていた。ご冥福をお祈りします。
■MUFON UFO JOURNAL No.356, December 1997 発行
- MUFON UFO JOURNAL No.356, December 1997
http://www.mufon.com
.- Astronaut Gordon Cooper by Peter Geremia
1997年9月14日に行われたニューハンプシャーMUFON UFO会議で、元宇宙飛行士、現在は航空機設計会社の社長兼最高経営責任者、『 Coop 』の愛称で知られるアメリカ合衆国の宇宙飛行士、L・ゴードン・クーパーが特別ゲストスピーカーとして講演した。
クーパー大佐は1951年に米空軍の任務でヨーロッパを飛行中に、初めてUFOに遭遇し、その時に彼は超高空を飛行するUFOの大編隊を目撃したと報告した。それから6年後、エドワーズ空軍基地にいた時、空軍の撮影隊が着陸しているUFOを撮影したが、軍の司令官はそのフィルムを何所にどのように送るべきかの手順をクーパー大佐に指示した。この時の事件が、あの悪名高い「ブルーブック報告」で扱われなかったことに彼は失望していた。クーパーが『非公式な発言ではあるが、ブルーブックは世間を鎮静化させるための公式報告であったと私は考えている』と述べると、会場から拍手喝采を浴びた。そのフィルムが現在どこにあるかと尋ねられた時に彼は、おそらく資料保管所のなかに埋もれてしまっただろうと答えた。
質疑応答では、国際連合でUFO案件を討議した時の国連での反応を尋ねられたが、たいへん肯定的であったと語った。世界中から収集されたデータは1ケ所に集められ、研究のために標準化する必要があると感じていたと言う。彼は他の人々と一緒に国連の執行委員会で会合を持ったが、しかしプロジェクトは実を結ばずに終わった。クーパー大佐はまた、国連がUFOの研究を行うための最良の機関であることを今でも確信していると述べた。
ゴードン・クーパーがUFOに関する彼自身の実体験を用意して来たというだけでなく、世間に対して影響力を持つ位置にある非常に信頼されている人々が、UFOの存在に関して前面に出ることをいとわないという認識が、私の信念を新たにさせてくれたことを決して忘れることは出来ない。
.- Scientists Study UFO Evidence by Peter Sturrock
UFOの証拠に関する科学的研究
『UFOの証拠類は科学的調査の価値があると考えられる』これはUFOの証拠について考察するためにSociety for Scientific Exploration (SSE)によって召集された科学者委員会(1997.10.29-31、ニューヨーク)での試験的結論である。9人の科学者からなる委員会が、ニューヨークに集合した。
このプログラムはフランスToulouseにあるフランス宇宙機関CNESからの参加者Jean-Jacques Velascoによって計画されたものである。フランスからの強い要請は、フランスがUFO報告に関する公開された公的調査を行っている唯一の国であるという事実によるものである。各委員はフランス、ドイツ、米国から召集された。調査員はフランス、ドイツ、ノルウエー、米国から集まった。CUFOS と MUFON を代表して、UFO調査研究連合の3人のメンバーが参加した。スタンフォード大学のvon Eshleman と高高度天文台のThomas Holzer は評価委員会の副議長をつとめた。他のメンバーは、アリゾナ大学のRandy Jokipii、フランスのFrancois Louange、アリゾナ大学のJay Melosh、ニューメキシコ大学のJames Papike、ドイツのGuenther Reitz、ヴァージニア大学のCharles Tolbert、フランスのBernard Veyret。
委員会は8人のUFO調査員によって提供された証拠を検討し、研修会の要約を数カ月内に発行し、また今後の調査研究課題を勧告する。着陸痕、写真とビデオの記録、分光データ、レーダー記録、自動車と航空機の機能不全に関する報告、破片、目撃時の放射能タイプの障害など、様々な証拠が提示され研修会で徹底的な評価が行われた。またスタンフォード大学のPeter Sturrockによって「UFO問題」とは何かが定義された。
http://www.jse.com/index.html
.- Canadian UFO Survey by Chris Rutkowski
1997年カナダでのUFO世論調査は、約1割の人がUFOを見たことがあるとの結果。
1997年8月にUfology Research of Manitoba(UFOROM)が全カナダのUFOに関する研究家と民間団体に協力を要請して行われた。参加団体はUFO*BC(Vancouver)、Seekers(Brandon)、UFOROM(Winnipeg)、MUFON Ontario(Tronto)、SOS OVNI Quebec(Montreal)。期間は1週間で国内5都市の167人から回答を得た。
・宇宙に何らかの生命が存在すると思うか? YES 78.0 NO 12.6% 分からない 9.0%
・UFOは異星人の宇宙船だと思うか? YES 52.1% NO 25.7% 分からない 22.2%
・UFOを目撃したことがありますか?YES 9.6% NO 84.4% その他 6.0%
・UFOを目撃した後、民間または政府機関に報告しましたか? YES 12.5% NO 81.3% その他 6.3%
・もしUFOを目撃したら、それを誰に報告しますか? 誰にも言わない14.4% 友人4.3% 家族4.3% UFO団体14.4% 天文台2.9% 大学2.9% 警察13.7% カナダ連邦警察4.3% 軍3.6% 政府16.5%マスコミ4.3% その他14.4%
・政府や軍はUFOの存在を隠蔽していると思いますか? YES 57.5% NO 33.5% 分からない 9.0%
・家族の誰かがUFOを目撃したことがありますか? YES 13.3% NO 72.3% 分からない14.5%
.- The Holographic Universe by Joe Lewels/Interview with William J. Birnes by Dennis Stacy/The UFO Press, The OZ file by Malcolm Smith/Physiological Effects (Part 2) by John Schuessler/Current Cases by T. David Spencer/Santilli Alien Autopsy Film by Philip Mantle/Letter to the Editor/Reader's Classifieds/January Night Sky by Walter N. Webb/Calendar/Sun Shili by Kathy Chen/Director's Message by Walter Andrus
■ルナー・プロスペクターが月の両極で氷の証拠を発見
- NASA Press Releases(98-38) 3/5/98 http://www.nasa.gov/releases/1998/
.- 「ルナー・プロスペクターが月の両極で氷の証拠を発見」
NASAの月探査機ルナー・プロスペクターが送ってきた初期のデータによれば、氷が月の北極と南極の両方に存在する、という可能性が大いにありそうである。また、今回のミッションでは初めて、将来の月探検全体にとって基礎的データとなる、月表面全体の重力地図も入手できた、とNASAエームズ・リサーチ・センターの科学者が5日発表した。
両極の氷は中性子スペクトロメーターからのデータによって強くその存在が示された。しかし、氷は大氷原として極地域に凝固しているわけではない。氷の存在を示す証拠は非常に強いが、氷の信号自体は比較的弱い。氷は極地域に限定され、土や岩の中に0.3〜1%の割合で含まれる。
中性子スペクトロメーターが測定できる深さ、約0.5mで仮定すると、氷の量は月全体として1千百万〜3億3千万トンにのぼると推計される。これらの氷が北極地域で1〜5万平方km、南極地域で5千〜2万kmの広さに広がっている。さらに、北極の氷は南極のほぼ2倍ある。
.- 詳細 http://lunar.arc.nasa.gov/science/results/
★月にこれほど多くの氷が発見されることは驚きだが、月だけではなく水星の極地域にも氷のレーダー反応のあることが1994年、アレシボ電波天文台の観測結果として発表されている。これらの天体の大気は非常に希薄なために対流が起らず、太陽の当たる部分は高温でも太陽の当たらない部分は常に極寒なので、氷が存在できるのだと説明されている。
だが月に関しては、太陽の当たっている部分にも氷のレーダー反応があることが1997年に指摘され、NASAの発表と大きな食い違いを見せている。一体、どれが真実なのか?(以下の記事、参照)『月の氷説は間違い!? 【ワシントン'97年6月6日共同】 月の南極に氷が存在するという米国防総省の発表は間違いだったとの研究結果を米コーネル大のドナルド・キャンベル教授らの研究チームが、6日発行の米科学誌サイエンスに発表した。キャンベル教授らは、カリブ海のプエルトリコにある口径300メートルのアレシボ電波望遠鏡と1メガワットの発信装置を組み合わせて、月の南極と北極をレーダー観測した。その結果、米国防総省の宇宙探査機クレメンタインがレーダー観測した際に得られた氷特有の反射波を確認した。だが、この反射波は、氷が存在できないような太陽光に照らされた場所からも出ていることが分かった。昨年12月に発表されたクレメンタインの観測では、6万〜12万立方メートルの体積の氷があると推定されていた。今回の観測は、クレメンタインの観測をはるかに上回る精度で実施されており、研究チームは、氷の証拠とみられた反射波は月の表面のでこばこが原因でできたとみるのが妥当だと指摘している。』また一般にはほとんど報道されていないが、地球以上に濃密な大気を持ち460度以上の高温であるはずの金星にも「雪」の存在を示すレーダー反応が1970年代から観測され、関係者をおおいに悩ませている。以下の記事がそれだが、過去のNASAと旧ソ連の公式発表では金星は超高温でなければならないことになっているので、与えられた枠内で説明するのに研究者が非常に苦慮している様子がよく分かる。金星は太陽に近く厚い大気による温室効果があるので超高温である、という前提は妥当なのか。
『金星に金属性の霜? (Sky & Telescope, August '95) レーダーが金星研究のための道具となった1970年代以来、惑星化学者は金星の山や盆地にみられる奇妙な特徴に悩まされてきた。平均高度から約3500メートル以上になると突然、金星の地質は電波の強い反射を示す。これは「レーダーの輝き」、すなわち「雪」を意味するが、それは表面構造によっての説明が不可能である。金星は本物の雪が存在するにはあまりに暑すぎるので、この現象を説明するために高い誘電率をもつ数種の鉱物が考え出された。黄鉄鉱は適切な結晶特性を持っているが、金星の超高温高圧の環境のもとでは不安定である。また他の物質の可能性はありそうもないことがわかった。
そこでワシントン大学の研究チームは、この問題の解決策を提案した。「ジオ・フィジカル・ジャーナル 95.1.25」で 彼らは、塩素とフッ素と硫黄を含む金属塩は、レーダーの観察結果を説明するには十分高い誘電率を持っていることに気がついた。そのような化合物は地球の火山爆発で比較的普通にみられるし、金星においても同様のはずである。金星の平均表面温度は740°K(467℃)だが、その値は高度が1キロメートル増すごとに8.5度づつ下がる。このチームが候補にあげた化合物は、金星の地獄のような高温下では非常に蒸発しやすいので、高い方へと蒸気となって徐々に拡散し、そこで、それらの物質は恐らく、いくらか温度が低い地面の上へ一種の霜として再凝固するはずである。これらのうち最も蒸発しやすい物質は、山の斜面を数キロメートルほど上方へはい上り、数百年の十分な時間があれば、数ミリから数センチの厚さの堆積をつくるのが可能である。
金星の下層大気を流れる金属を主成分とする蒸気やイオンは、1978年のパイオニア・ビーナスの時に起こった予期せぬ「異常現象」を説明できるかもしれない。パイオニア・ビーナスの4つの探査機が金星大気に突入した時、すべての外部センサーが地表から12.5キロメートル上空でなぜか停止した。ある研究者はこの複合的異常を、探査船の外表にたまったイオンか、あるいは凝固した金属成分によって引き起こされた、と示唆していた。もし、その通り火山性ガスが存在していたのであれば、その双方とも可能性はある。
<写真解説>マックスウェル山地は金星で最も高い山塊で、周囲の平原より11000メートルほど高い。この山塊の上部斜面は、レーダー探査を行うと不規則な反射(白い部分)がみられるが、これは単に地表面の荒れだけでは説明できない。マックスウェル・モンテスや他の高原地帯にみられるレーダー電波の強い反射を示すぶ厚い「霜」は、金属系化合物が原因であると惑星化学者は考えている。1988年6月にアレシボ天文台の電波望遠鏡がとらえたこの画像の分解能は2キロメートルである。中央の二重のリングになった暗い窪みはクレオパトラと呼ばれ、直径100キロメートルほどあり、比較的新しいものと考えられている。』『金星の霜? (Astronomy, May '96) 金星の高地は非金属の稀少元素テルルに覆われている可能性がある、と惑星科学者は提唱する。マサチューセッツ工科大学のGordon Pettengill氏は、これが金星の高地がレーダー上で輝いて見える理由であると説明する。惑星探査機マゼランのレーダーデータの最近の分析では、テルルは良導体ではないものの半導体よりは伝導率が高いので、硫化鉄のような物質の可能性は排除された。テルルは適切な伝導率を持っており、また、この輝く物質が見られた金星上の高度に合致した温度で正確に凝固する。』
はたして米国のNASAが発表してきたことを我々は全面的に信頼していいのだろうか。日本を含む各国にもNASAの公式発表に何らの疑問も抱かない学者が多く存在するが、そのような単一の情報源のみに依存することはクロスチェックを鉄則とする科学において、あまりにも危険ではないかと考える。